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本当の自分に出会う物語「コトちゃんはひきこもり」(7)

 
 
 
 
 
 
 
 

【お兄ちゃんのカラダはいくつある?】

 

「お兄ちゃんには、もう一つ、基礎知識を学んでもらわなきゃならないのよね~。」

アイスコーヒーを、僕に手渡しながら、コトハが言う。

「お兄ちゃんもコトちゃんも、時間軸では、永遠だということは、分かったわよね?」

僕は、「まあ、分かったことにするかな。」と、ストローでアイスコーヒーをかき回しながら、適当な返事をした。

「今度は、空間も、永遠ということ。つまり…。」と言って、コトハは、黙った。

「つまり、何?」と、アイスコーヒーをストローで吸い込みながら、僕が適当に返事をすると、コトハは、勇気を振り絞るかのようにして、真剣な表情で、静かに声を出した。

「あのね…。お兄ちゃんとコトちゃんは一つなの。」

突拍子な答えに、僕は鼻からコーヒーを吹き出し咳(せ)き込んでしまった。

しかし、そんな僕に「大丈夫?お兄ちゃん?」なんて同情する気はさらさらないという調子で、コトハは「お兄ちゃんが、コトちゃんの話を、いい加減に聴くからよ!」と言って、僕に、裸のボックスティッシュを投げた。

男の部屋だから、ティッシュボックスにオシャレなカバーなどは、付いていない。

僕は、白色のティーシャツに飛び散ったコーヒーをティッシュで拭きながら、「鼻、イッテエっつうの!」と少し、怒ったフリをした。

しかし、コトハは、容赦なく、「基礎知識の講義」を続ける。

「例えば、お兄ちゃんの体はいくつある?」

「一つに、決まってんだろ。」

「本当に?」

「おー。コトちゃん、今度は、何が言いたいだ?」と、僕が、しょうがねえ奴だなと言わんばかりの口調で応えると、コトハは、僕の気持ちなど関係ないという態度で、質問を続けた。

「じゃあ、聴くけど、お兄ちゃんの体には、いくつ骨がある?」

「骨は、いっぱいあるさ。何個あるかは知らないけど。」

「じゃあ、お兄ちゃんの体は、いっぱいあるってことよね。」

僕は、「あのなあ、コトちゃん。そういうのを屁理屈っていうんだよ。子どものなぞなぞじゃねえんだろ?」と応えながらも、頭を柔らか~くする準備を始めていた。

「コトハのやつ、今度は、何が言いたいんだ?」

突然、セミたちが鳴きやんだ。

 

 

つづく

 


 

 

 

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公開日 カテゴリー スカイプカウンセリング, 本当の自分, 自分が好きになるタグ , , , , ,

のぶさんについて

 
昭和44年、大阪生まれ。
 
大学卒業後、パソコン仕事と長時間運転により、頚椎ヘルニアと診断されました。
 
整形外科では手術を勧められましたが、

友人知人から「手術は危険だからやめておけ。」という助言を受け、手術を避けました。そして、整体院に通いました。
 
同時にヨガにも取り組み、首、肩、腰の痛みを治癒しました。

その時の気づきが「呼吸と瞑想が、自然治癒力を引き出す」でした。
 

また、メンタル面では、罪悪感が強く自己犠牲的な生き方しかできませんでした。なので、自信を持てませんでした。

しかし、瞑想を重ねる中で、自分の内側に愛・才能・価値があることに気づきました。なので自己肯定感を持てるようになりました。
 
そんな経験から、「自分が好きになり、わくわくシンクロを体験しながら、純粋な愛で人とつながる」ことが「幸せ」だと悟るに至りました。

平成25年5月に、てもみ「コリトル」を起業し、

現在、「心身の癒やし」「本当の自分との出会い」「自分が好きになる」「わくわくとシンクロで生きる」をサポートしています。
 
お会いできることを楽しみにしております。

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